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たまちゃん

たまちゃんは神奈川県在住で、自動車エンジンの製造技能員として勤務しています。会社の研修での聞こえに悩んだことがきっかけで、会社で FM システムを使うようになりました。

補聴器、FM システムのフィッティングを担当されている販売店さまからたまちゃんへのメッセージも載せています。それではたまちゃんの FM ストーリー、お読みください!

インタビュー時期:2011年2月

たまちゃん。神奈川県在住。お仕事で FM システムを使用中。

1. 自己紹介をお願いします。

現在、自動車エンジン組立課に在籍し、製造技能員として勤務しています。将来は福祉系の資格を取って、障害者の方にスポーツを
楽しんでもらうことが夢です。趣味はスキーと音楽です。特にジャズが好きです。

2. 現在お使いの補聴器を教えてください。

2008年4月頃より、リサウンド社のスパークスを両耳で使っています。

3. 現在お使いの FM システムを教えてください。

2009年6月頃より、送信機はZoomLink、受信機は MicroMLxS を使っています。

4. FMシステムを購入する前、FMシステムについてご存知でしたか。

私は聾学校に在籍していたので、FM システムについての情報は知っていました。ただ学生時代はアナログ補聴器を使用していたのでFM は使っていませんでした。実は補聴器販売店のスタッフの方を困らせてしまうほど、私はアナログ補聴器の聞こえが好きで、デジタル補聴器があまり好きではありませんでした。

5. FM システムを使おうと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは会社の研修です。補聴器の音量を上げ、講師にスピーカーマイクを使ってもらっても、殆ど聞こえず困っていました。その状況を何とかしたいと思い、FM システムを使用することに決めました。私は生まれつきの聴覚障害で、聴力も右耳が116 dB、左耳が120 dB以上あります。中途難聴軽度者と間違われるほど電話もできるので、今でも職場のみんなからちゃんと聞こえていると誤解されることがあります;_;。

6. 初めて FM システムを使用したとき、どのような感想をもたれましたか?

離れていても話し手が近くにいるかのようで、聞きやすかったです。

7. フォナックの FM システムを選ばれた理由がございましたら、教えてください。

リサウンド社のスパークスに使用できるのはフォナックの FM システムだったからです。

8. どのようなシーンでFM システムを使っていますか。

主に会社のミーティングや講習で使用しています。自分で送信機の電源をオンにし、話し手の方の首にかけてもらっています。あるいは話し手の方に渡さないで机などに置いて使用することもあります。プライベートではあまり使っていませんが、病院で先生の声を聞くときに使うことがあります。

9. FM システムを使って、難しいことはありますか。

一般のマイク(スピーカー)とFM システムを一緒に使用すると、声があいまいになり聞き取りにくいことがあります。また話し手の声の音質や大小によって聞こえないときがあります。補聴器の音量を上げれば聞こえるのですが、周りの音も一緒に大きくなってしまいます。補聴器と同じように、自分でFMの音量調整ができたら良いと思います。

10. FM システムはどんな存在ですか?

人とのコミュニケーションをアシストしてくれる大切なパートナーです。私のように重度難聴者でも声を聞き取れますが、FM システムを使うことで、より聞こえやすくしてくれ、喜びを与えてくれます。

11. FM システムの使用を検討されている方に伝えたいメッセージをお願いします。

■ 販売店さまからたまちゃんへのメッセージ

最初のたまちゃんとの出会いは 2007 年夏ごろと記憶しています。高級な音漏れ防止のヘッドフォンで音楽を聴きながら、病院の補聴器外来相談に来られました。本当に音楽とスポーツの大好きな明るく活発な高校生でした。またアナログ補聴器の音質が大好きで デジタル補聴器の器種選択とフィッティングに半年以上かかったことが思い出されます。

デジタル補聴器が上手くいくようになってからは会話も今まで以上に上手く聞き取れ、補聴器の外部入力から大好きな音楽を聞いたりして補聴器使用の達人になっていました。就職 1 年目、2009 年の春にたまちゃんから会社研修会で講師の声が聞こえにくいと相談がありました。早速 FM システムを研修会で試してもらったら、すぐに改善しました。

高校時代にも FM システム(興味薄でしたが…)は試聴していたので、スムーズに使うことができました。FM システムは、送信側と受信側の協力で大きな効果が出るシステムと理解しております。

今では会社側のご理解もあり、会社の朝礼で社長を始め上司の方が送信機を装用してくれているそうです。

これからもたまちゃんを応援しています。音楽!スポーツ! 将来の夢に向かって頑張ってください!

リケン補聴器センター 営業部 今井様より

FMストーリー(たまちゃん)_No.9.pdf

 

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