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森本さん

森本さんは、奈良県在住の方です。日々のお仕事で主に会議、電話対応などに欠かせないツールとしてFMシステムを使用しています。

今回は毎日忙しくお仕事されている森本さんのFMストーリーです。是非お読みください!

1、自己紹介をお願いします。

約8年前に右耳に異常を感じ、聴力が低下。その後左耳の聴力も低下し、両耳とも聞こえにくくなったので、右耳に補聴器を装着しました。

しかし3年ほど前に左耳の聴力が急激に低下し、補聴器だけではコミュニケーションが困難になりました。

そんな時、かかりつけの補聴器屋さんからFMシステムを紹介して頂き使用を始め、静かな所では音声によるコミュニケーションがかなり回復し、筆談は不要になりました。

その後、左耳に人工内耳埋め込み手術をし、FMシステムを活用することにより、職場での会議や電話の応対なども可能となり、主治医の先生や言語聴覚士の先生、かかりつけの補聴器屋さんに感謝しているところです。

2、現在使用中の補聴器、FMシステムを教えてください。

補聴器/受信機: Naida V UP/ ML10i または MyLink+
人工内耳/受信機: Nucleus 5/ML14i または MyLink+
送信機: ZoomLink+、inspiro iLapel、DynaMic

3、FMシステムを使おうと思ったきっかけを教えてください。

両耳とも聴力が低下し、補聴器を装着しても音声によるコミュニケーションが困難となり、職場でも家でも筆談をしていた状況の中で、FMシステムを補聴器屋さんに紹介してもらい、デモ機を貸して頂いたのがきっかけです。

4、初めてFMシステムを使用されたとき、どのような感想を持たれましたか。

FMシステムに出会い、静かなところという制約はあったもの、音声によるコミュニケーションをかなり取り戻せた時は素直にうれしかったです。

5、フォナックのFMシステムを選ばれた理由を教えてください。

正直なところ、フォナック製にこだわった訳ではありません。しかしながら、フォナックのFMシステムを活用し始めて2年余りですが、日々の仕事には欠かせないツールになっています。

6、FMシステムを使って良かった、と思うところを教えてください。

補聴器だけでは聞き取りが極めて困難になってしまった状況で、FMシステムを活用することにより、音声によるコミュニケーションをかなり取り戻せたことです。さらに人工内耳装着後もFMシステムを活用することにより、難聴になる以前の聞こえを取り戻しつつあることです。

7、FMシステムを使っていて難しい、と思うことを教えてください。

教育現場用に開発されたインスパイロとダイナマイクを大人数での会議で活用していて、欠かせないツールとなっていますが、ダイナマイクで音声を拾っていることが話し手にわかる機能を付加して欲しいです。ビジネス現場を想定したFMシステムの機器開発も期待しています。

8、あなたにとってFMシステムとはどのような存在でしょうか。

人工内耳を装着した今も、日々の仕事(会議、電話対応) には欠かせないツールとなっています。

9、FMシステムの使用を検討されている方に、伝えたいメッセージをお願いします。

デモ機を借りて、とにかく一度試してみてください。

最後に、森本さんが日々のお仕事において欠かせないツールになっている固定電話での活用について簡単に説明します。

【Nucleus 5 人工内耳システムとジャンボ電話プラス使っての電話活用方法】

ジャンボプラス電話にフォナック社FM送信機を接続して固定電話を聞く事が容易になりました。(Nucleus 5 人工内耳にフォナック社FM受信機ML14が装着されているかMyLinkを首から掛けている状態が前提です。)

① まず、ジャンボプラス電話機に内蔵されている外部出力端子にフォナック社FM送信機に附属しているオーディオケーブルを接続します。

② フォナック社FM送信機の外部入力アダプターに上記のオーディオケーブルの反対側を接続します。(下記の図参照)

③ FMの電源を入れたままの状態にしておきます。

④ 「電話を掛ける」もしくは「電話が掛かって来た」場合、Nucleus 5 人工内耳の付属のリモコンでプログラムの切換えをおこないます。(外部入力モ ード(FM)もしくはTコイルに切換えします。)

私の人工内耳側のミキシング比率は7:3です。
※ プログラムは医療機関でのマッピングの状態により異なりますので、医療機関にてご確認下さい。

また、外部入力(FM)のミキシングも異なりますので合わせご確認下さい。

⑤ 電話の音声(受話側)はFM電波もしくはFM電波とTコイル(磁気)により直接人工内耳側に音声が届きます。

⑥ こちらからの話声(送話側)は、電話器の受話器を使いますので普通に電話を掛けるのと同じです。

以上、簡単な説明です。

 

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