ロジャー マイリンクを使用するときのTコイルプログラムはどれを選択すべき?
2020年7月22日
ロジャー マイリンクを使用する場合、Tコイルプログラムには電話用、テレビ用、公共設備用などがありますが、どれを使用すべきですか?というご質問をいただきました。
ロジャー マイリンクとは一体型受信機やユニバーサルタイプ受信機(ロジャー エックス)を取り付けることができない補聴器・人工内耳でも、内蔵のテレコイルを利用してロジャーの音声を聞くことができる受信機です。
このロジャー マイリンクを使用する場合には、「公共設備用」のTコイルのご使用を薦めております。
Phonak Targetでは追加プログラムの選択肢に3種類のTコイルプログラムが存在します。各プログラムの特徴は右の資料をご覧ください(クリックすると拡大します)。
電話用Tコイルプログラムでは、低音域と高音域の情報がカットされてしまいます。加えて、設定によっては片側の受話器の音声を反対側の補聴器に送るデュオフォン機能(福祉モデルには非搭載)が誤って働いてしまう可能性があります。
またテレビ用Tコイルプログラムは周波数特性は同じですが、マイクロホン入力音に雑音抑制が強くかかります。
このような理由から、ロジャーを使用する場合には基本的には「公共設備用」のTコイルプログラムのご利用を薦めています。
いかがでしょうか。普段何気なく行っている設定などでも疑問に思うことがありましたら、画面下のお問い合わせボタンからご質問をお寄せください。