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補聴器の豆知識シリーズ -補聴器は常に監視している!?

フォナック補聴器に関して、「じつわ・・・」 的な内容を、定期的にお伝え
していきますね。

最初の一歩の今回は「補聴器は常に監視している!?」 という点です。

最近の補聴器は、補聴器内部で音を増幅すると同時にさまざまな処理を
しております。

補聴器に搭載されている機能に応じて処理の数も異なってますが、
さまざまな処理の中には、「ハウリング抑制(フォナックではホイッスルブロックと
いいます)」 「雑音抑制(フォナックではノイズブロックといいます)」 というような
状況に応じて作用する強さなどが変わる機能があります。

つまり、補聴器が状況に応じられるよう状況を常に監視しているということです。


ただ単に監視しているだけでなく、状況判断も同時にしているのです。
図のような単純な流れではないのですが、おおよそはイメージしていただけるかと
思います。

フォナックの補聴器は、この“監視・状況判断”の点がすごく精密に行っており、
46項目のチェックポイントを持って処理しております。
46項目っていっただけではそれほど驚かれないかと思いますので、
ひとつ例を挙げてみましょう。

もし皆さんが、ある友達を別の友達に説明だけで紹介するとき、
「性別は・・・」、「年齢は・・・」、「身長は・・・」、「性格は・・・」などといくつかの項目を
挙げて紹介すると思います。少なくとも1項目には2つの選択肢がありますので、
4項目ある場合は、2の4乗、つまり16通りに分けることができるということです。
先述しましたようにフォナックの“監視・状況判断”は、46項目のチェックポイントを
もっていますので、計算すると・・・・

   2の46乗・・・・約70兆通り

となります。

非常に細かく分類して、解析し、処理しておりますので、その状況を精密に判断する
ことができるのです。
この情報は各種の処理で活用され、その状況に応じた最適な処理を瞬時に行って
いるのが、現在のフォナック補聴器というわけです。

なんだかすごい処理を、しかも瞬時にしているんですね。

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