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「ホイッスルブロック」のハウリング制御

Naida(ナイーダ)、「サウンドリカバー」で名を知られたPhonakですが、
それ以外にも優れた機能を多く持っています。

 本日はその中でも基本的な機能である
「ホイッスルブロック」
と呼ばれるハウリング抑制について。

ハウリングとは、耳と耳あな型補聴器(もしくはイヤモールド)の間に隙間ができ
そこから音が洩れ、再度補聴器のマイクに入ることで起きる現象です。

気づかれることはあまりないですが、耳の形は年々変わっていきます。
そのために隙間ができるのです。

その昔ハウリング抑制機能がなかった頃は(2002年以前)、ベント(空気穴)を
埋めたり、高音域の利得(音量)を下げたりしましたが、高音域の利得を下げると
言葉の明瞭度が下がってしまいました。


ホイッスルブロックは、言葉の明瞭度を下げないために高音域の利得はそのままで、
ハウリングを止めるもの。

それも、ハウリングと、それ以外の類似した音(お鈴など)とを識別する優れもの
です。(ハウリング以外の音に作用すると変な音になるため)


なんと!この機能が、フォナックではベーシッククラスから搭載されています。

補聴器販売店様にも、フォナックはハウリングに強いとの評価を頂いております。

ハウリングは周囲の人に耳障りなだけでなく、聞き取りを阻害しているため、
補聴器専業メーカーのフォナックでは、低価格製品にも搭載しているのです。
(真面目なメーカーなのです!)

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