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聞き取りを邪魔する要因 <その3> 反響

聞き取りを邪魔するもの3回目は、「反響」です。

前回、前々回のブログでご紹介した「距離」「雑音」とあわせて、
この3つが聞き取りを邪魔する 3要因 とも言えます。

「反響」といったもピンとこない方もいらっしゃるので、
まずは「反響」に関してご紹介します。

一般的に「反響」は、屋内で発生します。

《屋内の場合》 話し手から直接届く音とは別に、壁や床、天井で跳ね返った
(反射した)音が後から時間的に遅れて届くことによって発生します。

音の反射は、壁、床、天井で使用している材質によって変わり、硬い材質の方が
よく反射します。
温泉や銭湯の浴場ではよく反響するのをイメージしていただくと分かりやすいと
思います。

この「反響」がある場合のイメージは、上の図のような状況です。

「反響」が強く発生することで、元々のことばが何だったのかも分からなくなってしまいます。
(せっかくの名ゼリフも台無しですよね!)

「反響」が発生しやすいような屋内で、周囲に「雑音」も発生していて、
音源からの「距離」が離れてしまう場合は、非常に聞き取りにくい状況となります。

このような状況が存在しないということはなく、街中だと結構、
そのシチュエーションは存在します。
例えば、デパートやスーパーマーケットもこの環境といえますし、地下鉄のホームや
空港のロビーも同様です。

一歩、外出すると、聞き取りにくい状況はあちらこちらに存在します。

このような状況でお使いいただくと便利なアイテムを明日のブログでご紹介します!

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