フォナック独自のカスタムベント(AOV)-最終回
2012年10月23日
過去3回フォナック独自のカスタムベント(AOV)についてブログに
書き込みましたが、今回がいよいよ最終回となりました。
フォナック独自のカスタムベント(AOV)は、個人個人のオージオグラムを
基にフォナックが独自に計算した音響質量から、装用者の皆様に一番適した
ベントサイズを提供します。
このベントは、一般の耳穴補聴器に限らずオープンタイプの補聴器に使用される
スリムチューブ、CRT(カナルレシーバー)タイプの補聴器でもカスタムシェルを
選択するとAOVが調整に反映することが出来ます。
耳穴補聴器では、補聴器のプロセッサ内部に記憶されファーストフィットで、
自動的に調整時に活用されます。
では、電子部品のないカスタムシェルでは、どのように調整に利用することが
出来るかと言うと調整時の音響パラメーターをご覧いただくと、「コード」と書か
れた横に文字を入力できるようになっており、カスタムシェル納品時にベントを
AOVで選択いただくと「カプリングコード」が記載された書類が同梱されております。
この「カプリングコード」を、入力いただくとファーストフィットに
反映される仕組みになっています。