聴力とモスキート音
2012年8月21日
モスキート音とは蚊のブーンという音のことを指します。
おおよそ17000Hzあたりの音域なのですが、高周波数の音は年齢とともに徐々に聞こえ難くなるため、20代後半以降の人には気にならない人が多いようです。
つまり20代後半から聴力の老化は始まっているわけです。
このメカニズムを利用して、イギリスのCompound Security Systemsという会社がセキュリティーシステムとして開発し、多くの商店などで実際に使用されているようです。
使い方は商店前などに小型スピーカーを設置し、モスキート音(高周波音)のブザーを断続的に流すだけです。
大人には何も聞こえませんが、若者には非常に嫌な音に聞こえる為、
商店の前での迷惑行為などを抑制することが出来る、ということなのです。
実際に日本では公園などに設置されているようです。
また近年、携帯電話の着信音などに使用することが若者の間で流行したそうです。
大人は若者を追い払う為に、若者は大人に気づかれないようにする為。
モスキート音の使い方は 聞こえる者と聞こえない者では、
使い方がこんなにも違うことに感心してしまします。
いろんな音域のモスキート音を聞くことの出来るサイトやアプリなどもあるようなので、
気になる方は是非試してみてはいかがでしょうか。