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Phonak独自のカスタムベント(AOV)について―その3

前回はフォナックではベントサイズを音響質量を用いて計算しているとご紹介しました。
全ては、デジタル制御された最新機器を利用しお客様其々の聞えに対して、
満足いただけるカスタムシェルの作成に取り組んでおります。
フォナック独自のデジタル製造過程においては、円形の標準ベントだけではなく
想定される範囲のあらゆる形や外観のベントが作成可能になりました。
最適化されたベントを作成することで、ベントの直径だけでなく、長さや形状で
軽量化も測っています。
この最適化された音響ベントは、次のようなポイントを考慮します。
<配慮されるポイント>
·         オクル―ジョン(こもり感)の軽減
·         必要な利得に対するハウリングの
 リスク軽減
·         直接音の活用
·         低音域の必要利得を確保
フォナックのAOVベントは、単純にお勧めしたいベントと言うだけでなく
フィッティングプロセスにおいても非常に合理的なプロセスとなっています。
AOV付のカスタムシェルは、フォナックの調整ソフトに接続されると自動的
音響質量が読み込まれ、ベントサイズが自動的にAOVとして設定されます。

次回は「Phonak独自のカスタムベント(AOV)について」 いよいよ最終回です。
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