iPFGからターゲットへの補聴器設定の転送方法
フォナック ターゲット(Phonak Target)では、
iPFGからのフィッティングデータ転送 が可能です。
その手順を説明します。手順は、スタンドアローン版・NOAH版共通です。
1. 転送元データの書き出し
2. 転送先補聴器の接続
3. ターゲットにインポート
4. 補聴器に保存
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1. 転送元データの書き出し
iPFGを起動し、転送元となる顧客のフィッティングデータを開きます。
メニューの【フィッティング】の中にある【ファイルへ設定を保存中…】を
クリックしてください。
転送ファイルを保存するフォルダを指定します。必要に応じてファイル名を
変更し、【保存】をクリックします。
2. 転送先補聴器の接続
iPFGを終了させて、Phonak Targetを起動します。
新規顧客を作成し新しいセッションを開始します。
オージオグラムを入力し、転送先となる補聴器を接続します。
この時、いったん新しいフィッティングを選択してください。
(この時点ではファーストフィットのまま)
3. ターゲットにインポート
メニューバーの【フィッティング】から【‘フィッティング設定’を転送】
→【転送ウィザードを開始…】をクリックします。
また耳せんのサイズなど、音響パラメータも必要に応じて変更してください。
【続ける】をクリックします。
【ファイルから読込み】を選択して、【閲覧…】をクリックします。
ファイルの種類を【iPFG‘設定の転送’データファイル(*.tfb)】に変更し、
1.で作成したファイルの保存先フォルダから読み込みます。
【続ける】をクリックしてください。
転送元の器種名などが表示されますので、確認し【続ける】をクリックしてください。
転送が開始されます。
設定の転送が完了し、転送結果が表示されます。【終了】をクリックします。
4. 補聴器に保存
【セッションを閉じる】をクリックして、データベースに保存してください。
なお、転送されるのは
利得調整とプログラム構成のみで
その他の項目は初期設定に戻ります。
便利な機能ですので、ぜひご活用ください。
※ 詳しい資料はこちら(PDF)をご覧ください。