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サウンドリカバーについての話 ~その1~

10月8日に発売になった新製品、
「ベルサータ アート」、「セルティナ アート」には
”サウンドリカバー”というフォナック自慢の機能が
搭載されています。

例えば、「さ」行=さしすせそ、「か」行=かきくけこ の音のように
難聴の方にとって聞き取りづらかった高音域の音をその人の聞き取りやすい
音域にまで圧縮するのが”サウンドリカバー”なのですが、言葉では説明が難しい
ので、図でご紹介します。
右へ進むほど、高い音だとイメージしてください。

健聴の人はすべての音域でクッキリ音が識別できます。
逆に難聴の人の場合、色の識別がどの音域においてもクリアではありません。

次は、難聴の人が、一般的な補聴器をつけた場合とサウンドリカバーのとき
の違いです。通常、難聴の場合、補聴器を装用しても高音域の音は
なかなか聞き取りづらいのですが、サウンドリカバーを利用すると、上図のように
聞き取りづらかった高い音を、その人の聞こえる範囲まで圧縮して届けるため、
もっとちゃんと聞き取ることができるようになる、という仕組みなのです。

このサウンドリカバーは、オーストリアのメルボルン大学とフォナックとの
共同研究によって生まれ、現在では多くの臨床現場であらゆるレベルの難聴の
人に応用できることが証明されています。

これまでは、フォナック補聴器のCOREシリーズ一部のみ搭載されていましたが
今回ベルサータアート/セルティナ アートにもこの機能が追加!

フォナック補聴器の自慢の機能、”サウンドリカバー”をもっともっと多くの難聴の
方に使ってほしいから。

現在フォナックでは、標準装備化をめざして、惜しみなく、どんどん増殖中です!

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