進化したメインチップERA™
インフィニオに搭載されたパワフルで高速なERA™チップにより、飛躍的に進化したサウンドクオリティとコネクティビティについてご紹介します。
オーデオ インフィニオ スフィアに搭載された2つのチップの一つが、パワフルで圧倒的に早い反応性をもたらすERA™チップ。今回は、ERA™チップの役割と特長をご紹介します。
1. 進化したサウンドクオリティ
●AIによる耳せん提案
補聴器を装用するために欠かせない、一人ひとりの聞こえに合わせたフィッティング。インフィニオ補聴器なら、世界中の成功したフィッティングデータをAI解析して、聴力レベルや処方式、装用経験レベル、両耳/片耳装用等の要素に基づき最適な耳せんを自動的に選択します。
●新処方式でさらに聞きやすい音づくり
フィッティング処方式が新しくなり、さらに快適に。従来のアダプティブ・フォナック・デジタル(以下APD)2.0をベースとして、人がヘッドフォンで好む音質の指標であるハーマンカーブを参考に開発し、APD3.0に進化しました。この新処方式が、さらに聞きやすい音づくりと精度の高いファーストフィットをもたらします。
●オートセンス OS 6.0が“いい音”をブレンド
フォナック補聴器を代表する機能といえば、自動環境プログラム「オートセンス OS」。オートセンス OSは24年間にわたるAIによる機械学習で進化を続けており、今回のインフィニオでは、6代目となるオートセンス OS 6.0に進化しました。
周囲の音環境を1秒間に700回スキャンしてその場に適した音の設定を自動的に選択するほか、新機能「非常に騒がしい中での全方位からのことば」が加わり、さらに幅広いシーンでユーザー一人ひとりに合わせた“いい音”をブレンドします。
●フォナック スマートスピーチ テクノロジー
ルミティに搭載されたフォナック スマートスピーチ テクノロジーは、インフィニオにも継承されています。オートセンス OS 6.0と連動することで、ユーザーのきこえに合わせた最適な聞こえが提供されます。
2. コネクティビティがさらに改善
インフィニオではコネクティビティも大きく進化しました。パワフルなERATMチップによりハンズフリー通話や音声ストリーミングが途切れず、安心してお使いいただけます*1。
- ルミティシリーズに比べ、ワイヤレス通信の伝送パワーが最大6倍、ストリーミングの距離は最大2倍に拡大。ハンズフリー通話が今まで以上に途切れにくくなり、ユーザーおよび通話相手の双方にとって快適にお使いいただけます。
- 特許(対応特許番号US10841716 B2)を取得した新しいアンテナ搭載により、Bluetooth®の安定性が向上。通話がより一層途切れにくくなりました。
- ストリーミング停止後、瞬時にオートセンス OSに切り替えます。
- Bluetoothが従来の4.2から5.3にバージョンアップ。通信速度や通信距離のさらなる向上が期待されます。
- 補聴器を起動すると、ペアリングしたスマートフォンとの接続がすぐに確立されます。
- インフィニオも、フォナック補聴器を代表する特長の一つ「ユニバーサル・コネクティビティ」仕様。iOS、AndroidTMをはじめ、ほぼすべての携帯電話とつながります*1。また、最大8台のBluetooth®対応機器とペアリング登録、そして2台のBluetooth®対応機器とマルチポイントペアリング(同時待ち受け接続)も可能です。
次回はもう一つのチップ、DEEPSONICについて詳しく解説いたします。どうぞお楽しみに!
[参考リンク]
フォナック補聴器ウェブサイト:フォナック オーデオ インフィニオ スフィア
一般のお客様向けウェブサイト:PHONAKブランドサイト
*1 接続状況や携帯電話のBluetooth®のバージョンによって接続できないことがございます。