第8回 欧州小児聴覚カンファレンスのご紹介【専門家向け・海外開催】
2026年 4月16日~18日 ドイツ ミュンヘンにて開催
― 小児難聴ケアのさらなる前進に向けて ―

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本カンファレンスは、2026年4月にドイツミュンヘンの会場およびオンラインのハイブリッド形式で開催されます。長年にわたる協働の積み重ねによって形作られた、非常に充実したプログラムが今年の大きな特長です。
小児聴覚学は、今もなお急速な進化を続けています。毎年、新たなエビデンスや技術が登場し、私たち専門職に寄せられる家族からの期待も高まり続けています。こうした流れの中で、2026年4月に開催される第8回 欧州小児聴覚カンファレンスは、特別な意味を持つものとなっています。
フォナックは長年にわたり Andrea Bohnert 先生とともに本カンファレンスの共同座長を務めてきましたが、毎年この会を迎えることは、私たちにとって大きな喜びであり、専門家としてのハイライトの一つです。今年のプログラムは特に意欲的で、小児聴覚学の「現在地」だけでなく、「これから向かう先」をも色濃く反映した内容となっています。その深さと広がりには、私たち自身も強い誇りを感じています。
会場参加・オンライン参加のいずれの場合でも、小児の「きこえ」の道のりに寄り添う臨床家、研究者、療法士、そしてすべての専門職の方々を支援するプログラムを用意しています。
小児医療の現実に即したプログラム構成
カンファレンスは木曜日の夕方、リラックスした雰囲気のウェルカムレセプションから始まります。これは、これから始まる数日間の議論の雰囲気をつくる大切な時間です。金曜日の朝からは、診断、早期介入、家族中心のケアを軸とした科学プログラムが本格的に展開されます。
最新の診断手法や臨床プロトコルのアップデートから始まり、複雑な症例における意思決定を支える基盤を提供します。ハイライトの一つとして、Andrej Kral 先生による「聴覚シナプス障害・神経障害の生理学」に関する基調講演が予定されており、神経科学と臨床をつなぐ示唆に富んだ内容となるでしょう。
その後のセッションでは、ダウン症児の聴覚ケア、早期介入における家族支援、多様な臨床現場における療法アプローチの役割など、日常診療に直結する課題が取り上げられます。さらに、先進的な補聴器機能やリモートマイクロホンシステムに関する最新エビデンスも紹介され、子どもたちの聴取成果にどのような影響を与えているのかが議論されます。
イノベーション、アウトカム、そして新たな治療への展望
土曜日は未来志向の内容に焦点が当てられます。今年のプログラムに私たちが特に期待を寄せている理由の一つです。小児用補聴器が子どもたちのニーズにどのように応えていくべきか、深層ニューラルネットワーク処理がフィッティングにどのような可能性をもたらすのか、そして今後10年で本分野がどこへ向かうのかを探ります。
人工内耳についても、適応基準や長期アウトカムを含め、丁寧に議論されます。小児データに日常的に向き合う臨床家・研究者の視点が、これらのセッションをより豊かなものにします。また、遺伝学も重要なテーマとして取り上げられ、最終セッションでは Otoferlin に関連するものを含む遺伝子治療の最新動向が紹介されます。この分野は、今まさに大きな期待を集めています。
ともに学び合うコミュニティ
本カンファレンスの魅力は、科学的内容だけではありません。セッションの合間に交わされる議論や、印象的な講演後の意見交換が、新たな協働や研究の芽となることも少なくありません。
地域を越えて多くの方に参加いただけるよう、ミュンヘンでの現地開催に加え、英語・ドイツ語の同時通訳付きオンライン参加も用意しています。幅広い専門家が同じ議論に参加できる環境を整えています。
皆さまのご参加をお待ちしています
Andrea先生とともに長年このカンファレンスを牽引してきた立場から見ても、今年のプログラムは際立った内容だと確信しています。臨床に直結した高い実践性を持ち、かつ小児難聴の未来を見据えた意欲的な構成となっています。
ぜひ、ミュンヘンの会場、またはオンラインでご参加ください。学び、議論し、そして新たなインスピレーションを得られる3日間となることをお約束します。
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