ロジャー マルチトーカーネットワークとは?職場での活用方法やメリットを解説
会議や打ち合わせでは、プレゼンターの説明だけでなく、参加者からの質問や発言、オンライン会議やパソコンから流れる音声など、さまざまな方向から音が聞こえてきます。聞こえに困難のある方にとって、これらを聞き分けることは容易ではありません。
ロジャー マルチトーカーネットワーク(以下、MTN)は、複数のロジャーマイクを連携させ、職場や会議室でのコミュニケーションを聞き取りやすくするシステムです。本記事では、MTNの仕組みやメリット、職場での活用方法について紹介します。

ロジャー マルチトーカーネットワークとは
MTNは、フォナックが開発した複数のロジャーマイクを1つのシステムとして連携させる機能です。聞こえに困難のある方が、複数の話し手やプレゼンター、さらにパソコンなどのメディア機器から流れる音声を同時に聞き取りやすくするために設計されています。
この記事では、職場でのMTNの活用方法について、ロジャー オンおよびロジャー テーブルマイクを使用した方法をご紹介いたします。
職場でのロジャー マルチトーカーネットワークの活用方法
職場でのコミュニケーションでは、さまざまな方向から音声が聞こえてきます。
- プレゼンター(発表者)の説明
- 参加者からの質問や発言
- パソコンやオンライン会議、動画などの機器からの音声
その一方で、
- 椅子を動かす音
- 書類をめくる音
- 空調設備の音
- 周囲の会話
といった環境音や雑音が、必要な音声の聞き取りを妨げることがあります。
MTNは、プレゼンターや参加者が使用するロジャーマイクからの音声を、補聴器や人工内耳へ直接届けることで、こうした聞き取りの課題を解決します。
ロジャー マルチトーカーネットワーク(MTN)の仕組み
MTNは、Voice Activity Detection(音声検出技術)を搭載しています。このアルゴリズムが周囲の音環境をリアルタイムで分析し、「音声と雑音を判別 → 話している人を検出 → 最適なマイクモードへ自動で切り替える」ことで、自然で聞き取りやすい会話を実現します。
MTNは、会議やワークショップ、グループディスカッションなど、複数の人が異なる場所から発言する場面に適しています。
- 常に1台のマイクのみがアクティブになります。
- 会話中は、ロジャーマイク間で優先順位が自動的に切り替わり、話している人に最も近いマイクが自動的に選択されます。
ロジャー マルチトーカーネットワークに対応する機器
職場向けロジャーのMTN機能では、最大10台のロジャー マイクを1つのネットワークとして接続できます。

主な対応機器は次のとおりです。
- ロジャー オン
- ロジャー テーブル マイク
ロジャー オンとロジャー テーブル マイクの使い分け
ロジャー オンとロジャー テーブル マイクをMTNで組み合わせることで、プレゼンターと参加者の両方の声を効率よく聞き取ることができます。
| ロジャー オン | ロジャー テーブル マイク | |
|---|---|---|
| 主な対象 | プレゼンター | 参加者 |
| 設置方法 | 身につけて使用 | テーブルに設置 |
| 集音方式 | 指向性(話し手を集中的に集音) | 360°全方向集音(複数人の発言に対応) |
この場合、ロジャー オンは、プレゼンターが身につけることで、発表者の声を明瞭に届けます。ロジャー テーブル マイクは、会議テーブル上に設置し、参加者全員の発言を360°方向から集音します。
両者を組み合わせることで、プレゼンターの説明だけでなく、参加者からの質問や意見まで聞き取りやすくなり、会議や打ち合わせへの参加がよりスムーズになります。

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