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Roger X が補聴器にも人工内耳にも使用できる訳

ユニバーサルタイプの受信機 「Roger X」 は、右の写真のように3つのピンがついていて、この3ピンが世界標準規格になっているので、補聴器はもちろん人工内耳やBaha(骨導補聴システム)にも接続することができます。
 
 
※補聴器の場合はオーディオシューを、人工内耳の場合はアダプターを介して、Bahaは直接接続できます。
 
 
少し技術的な話になりますが、通常、異なる電子機器を組み合わせて使用する場合、それぞれの機器のインピーダンス(Ω)がある程度同じでないとうまく動作しません。(インピーダンスの整合、物理で習いましたね)
一般的に人工内耳のインピーダンスは補聴器のインピーダンスよりも大きく、同じ受信機を補聴器にも人工内耳にも使用しようとすることは本来難しいんです。
ところが Roger X は、接続先の機器のインピーダンスに Roger X 自身のインピーダンスを自動的に調節できるので、相手が補聴器でも人工内耳でも気にせず使用することができるんです。
これは”オートコネクト”という機能のおかげで、Roger X は、接続時に接続先の機器のインピーダンスを読み込んで適正な音量になるように自身のインピーダンスを調整(整合)します。
読み込みの際に相手側の機器に電流が流れ、この時に一瞬音が途切れますが、不具合ではないので安心してください。
 
  
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