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一側性難聴児とFMシステム(iSense micro)

10月24日、25日の二日間、長野県松本市にて第58回日本聴覚医学会総会・学術講演会が開催され一側性難聴のテーマでFMシステム(iSense micro)を使用した2つの発表がありました。
「一側正難聴児へのFM補聴システムの導入」
長嶋 比奈美 先生
佐藤 公美 先生
坂本 幸 先生
島田 亜紀 先生
千田 いづみ 先生
宇高 二良 先生
武田 憲昭 先生
徳島大学耳鼻咽喉科学教室
「一側性聴覚障害例における雑音下での語音聴取能力とFMシステム利用の効果」
小渕 千絵 先生  国際医療福祉大学言語聴覚科
廣田 栄子 先生  筑波大学大学院人間総合科学研究科
小暮 由季 先生  国際医療福祉大学附属言語聴覚センター
大金 さや香 先生 国際医療福祉大学言語聴覚科
城間 将江 先生  国際医療福祉大学言語聴覚科
いずれの発表も、FMシステムの使用によりSN比の改善がみられ、騒音下での聞き取りに改善が見られたと報告されていました。
一側性難聴児の教室内での聞き取りの困難さは意外と知られていなく、またSN比の改善が有効であることもまだまだ一般的に知られていない気がします。
iSense microは、補聴器や人工内耳なしに直接耳でFMマイクからの音が聞こえるレシーバー付きの受信機で、一側性難聴児をはじめ、APD、ADHD等の障がいを持った子供たちに使われています。
もし身の回りに一側性難聴のお子さんがいましたら、是非、iSense microを試していただきたいです。
今回、iSense microのリーフレットも一新しましたので、下記のリンク先からダウンロードして活用してください。

iSense micro のリーフレットはこちら

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