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Roger(ロジャー)とは?(その4) FMのチャンネルとRogerのネットワーク

今回はRogerを理解する上でポイントとなるネットワークIDについて説明します。

FMシステムでは、6個のチャンネルを利用し、送信機と受信機を同じチャンネルで使います。

FM送信機(マイク)が拾った音声は、アナログ信号でFM送信機に表示されたチャンネルを使ってて受信機に飛びます。
同じチャンネル同士または隣り合うチャンネル同士は、電波と電波がぶつかり干渉ノイズが発生するため、隣接する部屋では、なるべく離れたチャンネルを使用する必要があります。

Rogerは、「Roger(ロジャー)とは?(その2)」で説明した通り、干渉に強い周波数ホッピングという無線方式を利用しています。
Roger送信機(マイク)が拾った音声は、デジタル信号で同じネットワークIDを共有しているRoger受信機のみに飛びます。
下のイラストのように、同じ部屋に青色のネットワークを組んだ送受信機のグループと、赤色のネットワークを組んだ送受信機のグループが混在しても、干渉せずに使うことができます。

この時、青色と赤色の2つのグループでは、それぞれ異なるネットワークIDを使用しています。
例えば青色グループの送受信機はAというIDを共有、赤色グループの送受信機はBというIDを共有しており、IDが同じ送信機からの音だけが聞こえてきます。

技術の進歩って凄いですね!

  

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