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名古屋報道番組特集(FMシステム学校導入へ「公費で負担を」)

少し前に、名古屋市議会の定例会で市立中学校の難聴児のために、FMシステム未整備の学校に通う生徒に公費で助成をするという中日新聞の記事をお伝えしましたが、11月1日の時報光学新聞に関連記事が掲載されていましたので紹介します。

中日新聞(2012年9月15日)の記事はこちら

時報光学新聞(2012年11月1日)の記事はこちら

記事によると、中部日本放送の報道番組「イッポウ」で、FMシステムの問題が13分に渡り特集されたそうです。

番組ではFMシステムを導入している名古屋市立菊井中学校の授業の光景が取り上げられました。

【同学校の生徒の声】
「小学校のときはあまり先生の声が聞こえなくて、友達に聞いたりしましたが、中学でFMを使うようになってからわかるようになり、うれしくなった。」

【同学校の先生の声】
「FMマイクを使う前は先生、いま何て発音したんですか、もう1回言って下さいというような聞こえそのものの質問が多かったのですが、導入したあとはこの前習ったのとはどう違うんですかというように授業の内容に関する質問が増えてきた」

また、FMシステムを初めて使う小学生の言葉の聞き取りの正答率が44%から80%に向上した事例も紹介され、FMシステムの効果と必要性が取り上げられていました。

名古屋市議会では、伊藤彰教育長が「(FMシステムは)公費負担が原則。難聴学級だけでなく、日頃授業を受けている元の学校についてもFM送信機を早急に利用できるようにし、教育環境の整備に努めたい」と述べたそうです。

他の地域でも難聴児への公的助成を要望している方々が多くいらっしゃると思いますが、こちらの記事を一例としてご活用ください。

  

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