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同じチャンネルを使う教室が複数ある場合の使用上の注意

FMを導入する学校が増えてきて、同じチャンネルを使う教室が複数ある場合が増えてきました。
双方の教室のFMマイク(送信機)の電源がONの時は問題ありませんが、一方のFMマイク(送信機)の電源をOFFにすると、他の同じチャンネルを利用している教室の先生の声が聞こえてくることがあります。
下の図は、A棟の1年2組と、B棟の5年3組で同じ91chを使っている場合のFMマイクからの電波の飛び方をイメージしたものです。線が太いほうが電波が強いと思ってください。
双方の教室でFMマイク(送信機)の電源がONになっているときは、それぞれ距離が近く電波が強い自分の教室の先生の声が聞こえてくるので問題ありません。

5年3組のFMマイク(送信機)の電源をOFFにするとどうなるでしょうか?
1年2組の電波が弱いながらも5年3組まで届いてしまうので、5年3組の生徒に1年2組の先生の声が聞こえてきてしまいます。

このような場合は、FMマイク(送信機)の電源をOFFにする前に、FM受信機の電源をOFFにしたり、生徒の補聴器/人工内耳をFMを使わないプログラムに切り替える必要があります。
FMは必ず「受信機」→「FMマイク」の順で電源をOFFにすることを憶えておいてください。

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