同じ学校で複数の FM システムを利用する場合
最近は1つの小学校で、FM システムを使っている子が複数名
在籍するケースが増えてきました。
同じ学校で何台か FM 送信機を使うときには、チャンネルに
気をつける必要があります。
ただし、今日はチャンネル以外のことです。
同じチャンネルの送信機が何台か同じ場所にあると、電波干渉
が起きてしまいます。
ただし、ある程度離して利用すれば問題ありません。それに
ついてはこちらに書いていますので見てください。
これから記載する図の説明を最初にしておきます。
上の図で何を言いたいかというと、インスパイロの周りの円が
電波の届く範囲のことをさしています。
FM 送信機が1台の場合は、こんな感じです。
じゃあ、同じチャンネルの送信機が、ある程度距離を置いて
ある場合を考えて見ましょう。
こんなときに、受信機を幾つか置いてみます。この受信機が
拾う声はどれでしょうか?
AとBのどちらの送信機から声が届くかはこちらに書いてある
通りです。
ここで気にしないといけないのが、送信機 A の電源をオフに
したときです。
すると、同じ位置にある受信機に入ってくる声が変わる可能性
があります。
えっ、どういうこと?と思ったらこちらをみてください。
送信機A の電源をオフにすると、送信機A からの電波の影響が
なくなるので、送信機B の影響を受けるようになります。
上の図でいうと、真ん中の受信機には送信機B の音声が入ります。
しかし、送信機B からは距離があるので、雑音混じりの音声に
なってしまいます。
この上の図で気をつけないといけないのは、送信機の電源オン、オフ
です。
急に送信機A の電源をオフにしてしまうと、真ん中あたりにいる
子は急に送信機B からの声が届いてしまいます。
こんなことが起きないように、電源のオン、オフは受信機をつけて
いる子にもしっかり伝えて行ないましょう!
この内容を人に伝えるときには、こちらの PDF ファイルを使って
ください。