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SN比とは?

FM システムで何をやっているか?ということに対して格好良く
答えるとすると
『SN(エスエヌ)比の向上』
となります。
SN比は一般的な用語で、Wikipedia にはこんなことが書いて
あります。
> SN比(エスエヌひ)は、情報工学(特に通信工学)において、
> 信号量 (signal) と雑音量 (noise) の比である。
Wikipedia の定義に近いかも知れませんが FM システムで言う
ところの SN 比は

です。
SN 比が悪いと、聞き取りにくいのは誰もが経験することです。
例えば、特急電車が通過するホームでは、会話はほとんどできません。
教室でどういう状況が起こっているのでしょうか?

この図では A 君と B 君で SN 比の違いがあるのがわかり
ますか?
なぜなら、A 君のところは先生の声の方が大きいですが、
B 君の席では騒音の方が大きくなってしまいます。
つまり、先生の声を聞きたいときには A 君の席にいないと
聞き取りが難しいです。
では、B 君の席にいても、声が聞こえるようにするには、どう
したらいいでしょうか?
1.先生に大きな声で話してもらう

2.教室の騒音を小さくする

現実的には、何ができるかはその場、その時に応じて違います。
もう先生の声に限界があったり、周りの騒音が道路を走る車の
音だったりすると、その道路を通行止めにしないと騒音は小さく
ならないですね・・・。
うーん、じゃあどうしたらいいか?
そんなときに、FM システムなんですね!単に SN 比を上げる、
という観点では、ほかの補聴援助システムも同じ目的に作られ
ているので同じです。
ちょっとこれらの図は模式的に描いているので、大げさかもしれ
ませんが FM を使えば音の減衰ほど大きな減衰はありません。

(わかりやすいように、特徴だけ抜き出して描いています)
従ってものすごく聞きやすいんですね。
SN 比をあげるために、FM システムが便利って伝わりましたで
しょうか?

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