聞こえのブログのロゴ

FM システム基礎講座(その3)

前回前々回と、FM システムの基礎について紹介しました。
今日は FM システムとは切っても切り離せない「チャンネル」について
紹介します。
FM システムは FM 電波を使っています。こちらに書いてありますように、
比較的最近使えるようになりました。
日本で現在利用できるのは、こちらの周波数帯です。

テレビやラジオと同じように、FM システムにはチャンネルというものが
あります。
考え方は、テレビとまったく一緒でチャンネルをきちんと合わせれば、
聞きたい声が聞こえるようになります。
テレビであれば、こんな感じですかね?
8 チャンネルをみたいときに、リモコンで「8 Ch」と書いてあるとこ
を押すと、テレビの画面が切り替わります。
切り替わる理由は、8 チャンネルの電波を出している放送局があるから
ですね。

同じように FM システムはこうなります。
受信機には事前にチャンネルを設定しておきます。
(もちろんチャンネルを変えることもできます)
事前に 91 チャンネルに設定した受信機で聞こえるのは、91 チャンネル
の送信機です。

チャンネルは例えば教室ごとに設定して利用します。
(例)
91 チャンネル → 1年1組
92 チャンネル → 2年3組
96 チャンネル → 5年6組
普段使うときは、チャンネルを合わせておくので電源をつければ
使えるようになっていると思います。
従ってあまり意識することはないかもしれませんが、とても大切
なところですので頭に入れて置いてください。
なぜかというと、受信機のチャンネルが違うと聞こえないからです。
ここでは 96 チャンネルの受信機を持ってきた例ですが、これでは
図にあるように 96 チャンネルの受信機には何も伝わりません。
こういうときには、受信機のチャンネルを 91 チャンネルに変更
する必要があります。

チャンネルを変更する手順はとても簡単です。また別途紹介します。
その4はこちら

カテゴリ別メニュー
聞こえに関する情報をお届けします