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補聴器の DPAI って何?

フォナックの FM システムや、一側聾へのソリューションとして最近話題になっているフォナックのクロスリンクの話をするときは「補聴器の DPAI」という言葉が出てきます。
まずは DPAI という英語が何の略称でしょうか?
答えは「Designated Programmable Audio Input」です。難しいですね。覚える必要はありません・・・。
言葉じゃわからないので、図で何を言っているのか紹介いたしますね。
どちらかというと古い補聴器だと、「DAPI = No」の補聴器で、新しい補聴器だと「DPAI = Yes」ですね。
まずは図に入る前に、このマークを説明します。
これはマイクです。

これは信号を色々処理するものだと考えてください。

■ DPAI = No の補聴器
下の図では、薄い茶色の部分が補聴器だと思ってください。左上に FM 受信機があり補聴器に接続しますが、FM の音は補聴器のマイクロホンと補聴機内では並列に処理されます。
つまり補聴器の中に、FM 受信機専用で処理するパーツがないんです。

■ DPAI = Yes の補聴器
上の図と違って、こっちの図には茶色の中に色々処理するヤツが載っていますね。つまり補聴器側で FM 受信機を利用する、しないとかの操作ができるんです。

どうでしょうか? DPAI が Yes が No で何が違うかわかりましたでしょうか???
実際に補聴器の見た目も違いますよ。
DPAI = No の補聴器には FM 用のスイッチはついていません。多くは M(マイク)と T(T コイル)の2つが選択できると思います。M を選択すれば、上の図にあるように DPAI = No であれば FM 受信機の音を聞くことができます。
一方で DPAI = Yes の補聴器には、プログラムスイッチがついていて FM を使う、使わないをそのプログラムスイッチで切り替えられます。

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