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音の速度について

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空気中の音の速度・音の速さは、次のように計算できます。
[331.5+0.6×気温(℃)]で、求めることが出来ます。
 例えば、摂氏20度ならば
秒速343.5m/秒 時速1236.6㎞となります。

とても、早いですよね!
音の伝わる速度は、湿度が大きくなるとわずかですが、速くなります。
晴れている日よりも雨の日の方が、湿度が大きいので、音は速く伝わります。 音の速さは、次の2つの量に関係しています。

1つ目は、空気を注射器などに入れて押すと、押し戻す力がありますが、
その強さです。
2つ目は、空気の分子の重さ(密度)です。
湿度が高いということは、空気に水蒸気がたくさん含まれている
ということです。
水と空気を比べると水の方が重いですが、水の分子1つと空気の成分である
窒素や酸素の分子1つの重さを比べると、水の方が軽いのです。
分子量が水の方が小さいということです。
音は、空気の振動が伝わるのですが、軽い分子ほど速く振動するという
性質があり、そのために、湿度の高い空気の方が速く振動します。

その結果、音の伝わる速度も大きくなります。
 
このように音は、本当に早い速度で伝わりますが、ではどのように音が聞こえるのかは、また次回機会がある時に書いてみたいと思います。
 

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