聞こえのブログのロゴ

動物の耳 ~ 犬 ~

illust4818
私たちの身近な存在である犬、
その聴覚が優れていることはよく知られてことですね。
玄関の外であっても、隣人と家の人の足音を聞き分けることもできるほどで、
犬の聴覚は人間よりもはるかに発達しています。
数字で見ると、犬が可聴な周波数(単位:Hz、ヘルツ)は
だいたい40Hzから60,000Hz(文献によっては100,000Hz)といわれ、
それに比べ人間の可聴周波数がだいたい20から20,000Hz。
犬が最も聞こえやすい周波数は8,000Hz周辺で、
人間ではそれが2,000から4,000Hzの間だそうです。
犬と人間とでは低周波数の域にはあまり差はありませんが、
高周波数への感受性はダントツに犬の方が高く、
普段最も聞こえやすい音の高さも犬の方が高いということになります。
ちなみに猫の場合はさらに高周波の音を認識することができるそうです。
犬は音を大きくキャッチするために17種の筋肉を使って音のする方向に耳を動かすことで、
かなり正確に音の位置を確認しているようです。
動物全般に言えることですが、耳をピクピクさせて音を聞いているような
仕草をよく見ます。
優れた聴覚を持ち、いろいろなことが聞こえてしまう犬たち。
ストレスを感じることもあるのでは?と少し心配になりますね。
 

カテゴリ別メニュー
聞こえに関する情報をお届けします