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補聴器へのイメージは世界共通?Heaing like meブログ記事のご紹介

補聴器に対しては、あまり良いイメージがない というのが定説ですが

フォナックが、世界中の聞こえに関する情報をブログで紹介している

“Hearing Like Me”というページに同じテーマの話題がありましたのでご紹介します。

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“Hearing Like Me”から「補聴器のネガティブなイメージはもう終わり?」という記事のご紹介です。元の掲載記事はこちらからどうぞ。


世界人口の5%以上、つまり約3億6千万人もの人々が難聴を患っています。そして彼らがその問題を周りに打ち明け、助けを求めるまでに、平均して約十年もの月日を要します。いったい何故なのでしょうか?
補聴器はコミュニケーションを助け、心の健康のためにも有益であると証明されています。ではなぜ、多くの人々は問題解決のための最初の一歩を踏み出したがらないのでしょうか?
他人の視線が気になるから?メディアでは大抵、補聴器は高齢であることと関連付けられているからでしょうか?
では、もしもその認識が間違った情報に基づいているとしたらどうでしょう?ほとんどの人が補聴器に気付かず、ましてや見知らぬ人が補聴器を持っていることに興味がなかったとしたら?
難聴に対するネガティブなイメージを打ち壊しましょう。
もし、あなたの足の爪が巻き爪で、痛すぎて歩くこともで出来ないような状況だったとしたら、その巻き爪を治して、今までその痛みのせいで出来なかったことや諦めていたことをやりたいと思うのは自然なことでしょう。ほかの人が治療についてどう思うか気になったとしても、その心配は巻き爪の不快感と一緒に消えてしまうでしょう。人々はあなたが巻き爪で治療をしたことなんてすぐに忘れてしまいますし、ましてやわざわざ話に出してくることもないでしょう。
あなたの友達や同僚は、あなたの聴覚デバイスについてそれと同じように考えているかもしれません。
彼らはあなたが様々なことを見逃し、明らかに大変な思いをしている姿を見て、とてもがっかりするでしょう。あなたが初めて補聴器を着けた時、もちろん彼らはあなたの補聴器について気になるでしょうし、何か尋ねてくるかもしれません(もし誰かが包帯やギプスをしていたら気になるのと同じように)。ですが、尋ねられるのは最初だけで、それ以降、彼らはあなたに対しても、他の誰かに対しても、何かを言う事はないでしょう。
見ず知らずの人たちはあなたの補聴器に気づくことがあるのでしょうか?
もし気づいたとして、彼らはそれを気にするのでしょうか?
なぜ人々は補聴器を気にしすぎるのでしょうか?
沢山の人たちが補聴器や難聴に対してネガティブなイメージを持っているようですが、もしその考え方が、時代遅れの誤ったイメージだとしたらどうでしょうか?
現在販売されている多くの補聴器は目立たないものばかりで、リリックのような補聴器に関してはまず外から見えることはありません。(リリックは外耳道の奥深く、鼓膜近くに装着されるため見えないのです)
おそらく、人々はあなたが補聴器を着けていても気付くこともなければ、気にすることもないでしょう(実際に私が初めて補聴器を着けてスーパーマーケットでイベントを行った時も、全く何も起きませんでした)。
見知らぬ人たちはあなたが補聴器を着けていても着けていなくても全く気にしないのです。あなたの家族や友達、同僚たちはきっと喜んでくれるに違いありません。
目立たたない補聴器
最近では、多くの有名人たちが補聴器をつけていることを隠さなくなりました。
2014年の10月には、エディンバラ公フィリップ殿下が93歳の時に初めて補聴器をしていることが報じられました。
ある記者は次のように述べました。「一体いつからフィリップ殿下が補聴器を着けていたのかは定かではありませんが、少なくともビクトリア十字勲章とジョージ十字勲章受章者との写真を撮影した際には、既に補聴器を着けていました。その補聴器は、見えるとはいっても、話をしている退役軍人やその家族が、耳の横のワイヤに気付く程度のものでした」
動き出しましょう、もう何も隠す必要などないのです
王室の人々のように普段から注目を集めるような人々でさえ、ずいぶんと前から聴覚デバイスを使い続けていたのかもしれません。
つまり、私たちに置き換えてみたとしても、何も隠す必要などないのではないでしょうか?恐らく、聴覚デバイスというものは’見る人次第’であり、しかもその肝心の見る人たちは、あなたがそれを持っているということにすら気付きません。それならば、人々がどう考えるかを気にするよりも、自分にとっての最良の聴覚デバイスは何かを考えましょう。
人々がフィリップ殿下の補聴器に気づいた時、Majesty magazineの編集長であるジョー・リトルはこう伝えています。”この一年間にわたり明白だったのは、フィリップ殿下が女王陛下と共に出かけられた際、自分の周りで何が話されているのかを理解されておらず、女王陛下が彼に伝える必要があったということです。私が考えるに、彼の聴力は聞こえづらい瞬間が増えていたのでしょう。ですから、補聴器の装用は彼にとって、日常生活のクオリティを向上させるための一つの手段に過ぎないのです。”
これは、’聞こえない’ということは、補聴器を付けるよりも人々から気付かれやすいということを表しているのではないでしょうか?
ニューヨークタイムスが特集したフィリップ殿下の公務引退の際の印象的な記事の中には、フォナック補聴器を装用している彼の姿がありました。
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以上記事のご紹介でした。
世界中で補聴器のイメージがあまり良くない という調査結果を目にします。
毎日の生活をより良く充実したものにしていただける器械として、補聴器をより多くの方に活用いただけたら嬉しいなと思いますので、そのために、これからも正しい情報や使い方をお伝えして参りたいと思います!

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