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新型ウイルスに負けるな!ロジャーを使って快適リモートワーク!(前編)

前回、補聴器装用者がオンライン学習に参加するための方法として、パソコンやタブレットなどの音声をロジャーを通して補聴器に届ける方法をご紹介しました。今回は双方向のやり取りが発生する場合を想定して、マイクも接続する方法をご紹介します。

全部で3つのタイプの機器についてご紹介していきますが、1度では紹介しきれないため、前後編の2部制でお送りします!今回は「1.Bluetooth機能を持つ機器の場合」と「2.外部入出力端子を持つ機器の場合」、次回は「3.音声用CTIA規格 3.5mm 4極(統合)プラグの場合(ノートパソコンやタブレットなど)」です。

<用意するもの>

●ロジャー送信機(子機専用を除く)
●ロジャー送信機に付属のオーディオケーブル
(ミニピンプラグ・オーディオケーブルやアナログ音声用ケーブル)
●市販のパソコン用マイク
(今回はソニー製「ECM-PC60」を使用しました:)
●録音用分岐ケーブル
(ロジャー タッチスクリーンマイク付属品, 無い場合は市販品でも代用可)

接続方法により必要なものは異なりますので、記事中でご確認ください。

1.Bluetooth機能を持つ機器の場合

必要なもの:
①ロジャー送信機

お手持ちのロジャー送信機がロジャーペンもしくはロジャー セレクトで、対象の機器がBluetoothのHFPプロファイルをサポートしている場合は、ハンズフリー機器としてBluetoothペアリングを行えば通話が可能になります。

この場合、相手の声は補聴器/人工内耳から聞こえ、自分の声もロジャー送信機のマイクを通じて相手に送られます。

遠距離対応マイクロホンなど、Bluetooth機能がないロジャー送信機の場合は、この後のいずれかの方法をご利用ください。

2.外部入出力端子を持つ機器の場合(デスクトップパソコンなど)

必要なもの:
①ロジャー送信機(子機専用を除く)
②ロジャー送信機に付属のオーディオケーブル
③市販のパソコン用マイク

対象の機器の音声端子が入力と出力で分かれている場合は、音声出力(ヘッドフォン)端子にロジャー送信機を、音声入力(マイクロホン)端子にPC用マイクロホンを接続すれば通話が可能になります。

(例1)デスクトップパソコン

この機器では上段左が入力、右が出力端子です。

 

 

(例2)デスクトップパソコン

この機器では色分けされており、中段右の緑端子が出力、下段右の赤の端子が入力となっています。

 

 

出力端子にロジャー送信機を接続し、入力端子にパソコン用マイクを接続します。これで通話が可能となります。

 

後編の「3.音声用CTIA規格 3.5mm 4極(統合)プラグの場合(ノートパソコンやタブレットなど)」の記事はこちらから

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