種類豊富な補聴器。選び方のコツ、教えます!【第2回】
第1回では、補聴器の種類からクラスの選択まで、補聴器を選ぶ際の基本ステップをお伝えしました。
今回は、補聴器選びの際にお寄せいただく質問と、フォナック製品を選ぶメリットについて簡単にご紹介します。
よくあるご質問
Q. チャンネル数の違いが聞こえ方にどう影響する?
チャンネル数が多いと周波数ごとに細かく調整ができるためフィッティングの幅が広がる、ということが一般的に言われていますが、メーカーによって「チャンネル」の定義は様々ですので、補聴器の選択時に強く意識するポイントではありません。
Q. 追加プログラムの数の違いが聞こえ方にどう影響する?
追加プログラムは特定の状況下で固定されたプログラムをご自身で判断して使用されたい方向けなので、数が多ければいいというものではありません。フォナックの補聴器の場合、ビロング シリーズは5個(ヴィータス除外)、マーベル シリーズは3個、パラダイス シリーズは4個の追加プログラムがクラスを問わず固定されていますが、オートセンス機能により環境の変化に合わせて補聴器の設定が自動的に調整されるので、通常はプログラムをマニュアル設定する手間がほとんどありません。
Q. 聞こえの設定や切替の必要性は?
オートセンス機能のあるフォナックの補聴器では、高いクラスになるほどオートセンス内のプログラム数も増え、より多くの環境に応じた最適なプログラムで音声が出力されます。このため、低いクラスよりも比較的快適に装用することが望めます。
また、オートセンスでは騒音の度合いや種類によって補聴器の設定が自動的に調整されるので、聞こえのプログラムをマニュアルで切り替えることが少なく済みます。
Q. 誘導コイルの有無による影響は?
誘導コイルのアンテナの分の大きさ・重さが若干異なるだけですので、音質や補聴機能そのものに影響はありません。
フォナック製品の特長は…?
最後に、フォナックの補聴器を選ぶメリットについてご紹介します。弊社の補聴器の大きな特長は、次の通りです。
- 異なる形状(RIC、BTE、ITE)の補聴器の種類が多い
- 幅広い難聴レベル(軽度~重度)に対応
- Bluetoothやロジャーなど、補聴器とのダイレクト接続性に強い
- 聞こえの要望に合わせて細かく調整することができる専門性に強い
- ユーザーがアプリで調節できる項目数および個人設定が幅広い
- オーダーメイドの耳せんや補聴器は国内製造
以上、補聴器選びの参考になりましたでしょうか。
フォナックのホームページでは、難聴の原因・症状に関する情報や初めて補聴器をお使いになる方へのアドバイスを公開しております。ぜひ併せてご覧いただければと思います。