テレビの音を補聴器に直接届ける、3つの簡単な方法
テレビを見ていて、「ちょっと聞こえづらいな」と感じることはありませんか?
テレビからすこし距離があったり、周りがうるさかったり、一緒に見ている人と音量の好みが合わなかったり。そんな時は、テレビの音を直接補聴器に届ける方法がとても便利です。
どうして“直接届ける”のがいいの?
通常、テレビの音はスピーカーから出て、それを補聴器のマイクが拾って耳に届けます。そのため、距離が遠かったり、周りがざわざわしていたりすると、どうしても音が聞き取りにくくなってしまいます。
たとえばー
- テレビから離れたキッチンで家事をしながら見るとき
- 扇風機や洗濯機の音など、周りがうるさいとき
そんな場面でも、テレビの音を補聴器に直接届けることで快適な音で聞くことができます。
テレビの音を補聴器へ直接届ける3つの方法
① テレビコネクターDを使う
「テレビコネクターD」は、テレビの音をフォナック補聴器に直接届けてくれる、縦横6cm、厚さ1cmほどの小さな機器です。本体をテレビに設置し、一度補聴器と接続すれば、あとは自動で接続されるので操作は一切不要。テレビの電源をつけた時や、通信範囲に入ると、自動でテレビの音が補聴器に届きます。
② ロジャーを使う
すでに「ロジャー」をお使いの方は、それをテレビとつなぐこともできます。たとえば「ロジャー セレクト 3」は、ドッキングステーションを使ってテレビとつなげば、テレビの音を直接補聴器へ届けてくれます。ふだん会話のときに使っているロジャーが、テレビを見る時も活躍します。
③ BluetoothⓇを使う
テレビと補聴器の両方がBluetoothに対応していれば、外部の機器を使わずに直接つなぐこともできます。Bluetoothはテレビの機種や設定によって動作が異なることもあるため、まずは実際に試してみることをお勧めいたします。
使えるかどうかの確認は?
今回ご紹介した方法は、現在発売中のフォナック補聴器のほとんどでご使用いただけますが、ダイレクト接続に対応していない小型耳あな補聴器 バート I-10 NW Oや、ロジャー非対応のテラシリーズなど、一部お使いいただけない補聴器もございます。ご自身の補聴器がこれらの方法に対応しているかどうかは、ぜひご購入された販売店へお問い合わせください。
また、テレビの設定やBluetoothの相性などはテレビごとに異なりますので、テレビの取り扱いに関しては、テレビの取扱説明書およびメーカーへお問い合わせください。
毎日のテレビをもっと快適に
普段補聴器を使っていて、「もう少しテレビの音をしっかりと聞きたい」と感じられている方は、今回ご紹介した方法で、補聴器にテレビの音を直接届けることができます。
毎日のニュースや、好きなドラマ、音楽番組などをもっと快適に楽しむことができるもしれません。ぜひ、ご自分に合った方法を試してみてください。
>>>テレビの音を直接補聴器へ飛ばす方法について気になった方は、ぜひお近くの補聴器販売店でチェックしてみてください。
[関連リンク]