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FM システム基礎講座(その5)

今日は FM システムの基礎講座の第5回目です。前回はこんな内容でしたね。
FM システムの送信機、受信機が手元に来ました。さてこれらを利用する
上で、何をしないと FM を使えないでしょうか?
FM システム自体には、ほとんど設定するところがないことを今日は紹介
できればと思っています。
■利用する前の準備
1.FM システムが利用できるように補聴器のプログラムを追加する
(補聴器販売店様で実施)
– FM 用のプログラムが入っていないときには、FM 用のプログ
ラムを設定する必要があります。
– 人工内耳プロセッサの場合も、FM 用の設定がありますので、
普段行っている病院やリハビリ施設で設定してもらいます
(プロセッサによっては、設定不要の場合もあり)
2.チャンネルを検討する
こちらに書いたように、 FM システムはチャンネルというもの
があります
– チャンネルを考慮するときは、周りに FM システムを使って
いる人が何人かいる場合です。
********** クイズ **********
1年1組で91チャンネル、1年3組で99チャンネルを使っています。
1年2組に FM を使っている転校生がやってきました。
このときはどうしますか?

*********** 答え **********
チャンネル干渉が起こりにくいチャンネルを選びます。
こちらをみると、91、99の両方と干渉が起こりにくいチャンネル
は96ですね。
つまり、この転校生は96チャンネルを利用すれば一番よいわけです。

– 受信機はチャンネル設定と言っても、目に見えてチャンネルを確認
することはできません。受信機にもチャンネルというのがあること
を頭に入れておいてください。
チャンネルについてはその3でも書いたので、ご覧ください。

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