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【MADE in JAPAN】フォナックの耳あな型補聴器④日本工場の秘密-1:オーダーエントリー

フォナックの耳あな型補聴器は、東京都品川区にあるソノヴァ・ジャパン 天王洲オペレーションセンターで製作されていますが、日本国内の工場では耳あな型補聴器をどのように毎日一つひとつ手作りしているかをご紹介します!※1
およそ80名の社員が耳あな型補聴器の製作を始め、全フォナック製品の点検、修理、耳かけ型補聴器の輸入、保管、発送などを行っており、全てのオペレーションシステムは、スイス本社が定める世界基準に則った形で運営されています。

そのオペレーションセンター内で、耳あな型補聴器は図の様な工程を経て製作されます。今回は、一番目の過程である「オーダーエントリー」の説明です。

 

毎日、日本全国のオーダーメイド耳あな型補聴器を希望される多くのお客様から、聴力データと耳型(インプレッション)が届けられます。

オーダーエントリーのチームでは、これらのデータと耳型を注意深くチェックし、必要な情報にモレは無いか、お客様が希望する補聴器のタイプと聴力、耳あなの形が適合しているか、などを確認します。

 

お客様からの指示の中で不明確な点は、間違いの無いように補聴器販売店の担当の方々と連携しながら、一つひとつのオーダーを補聴器製作の進捗を管理システムに入力します。ここで一つのポイントとなるのは、耳型(インプレッション)の精確さです。

耳型は、実際に補聴器を使う方々の耳あなの形や状態を、それを直接は見ることが出来ない私たちに伝えてくれる、とても大切な情報媒体です。

理想的な状態の耳型からであれば、ベテランの技能者はその方の耳あなの形状だけでなく、おおよその年齢や耳あな内部の皮膚の状態なども読み取ることができます。? 耳型が適切に採れているかを最初にしっかりと確認することは、ユーザーの方にご満足いただける耳あな型補聴器を製作するためにとても大切です。

耳型を「読む」ための訓練を受けたオーダーエントリーのチームメンバーは、今日も皆様からのオーダーメイドのご要望に、一つひとつ心を込めて対応しています。

日本国内で製造される耳あな型補聴器の作り方は、ぜひ動画をご覧くださいませ!

※1 チタン製品、ヴィータスを除く

次回は 日本工場の秘密-2:インプレッションの3Dスキャン です。

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