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フォナック スカイの機能のご紹介 「サウンドリカバー 2」

昨年のブログでスカイの「オートセンス スカイ OS」をご紹介しましたので、今回はスカイ シリーズの特長の2つめ「サウンドリカバー 2」をご紹介します。

サウンドリカバー 2 はこどもの聞こえの課題である高音域の聞き取りを助ける機能であり、具体的にはアダプティブに変化するノンリニア周波数圧縮のことを示しています。ノンリニア周波数圧縮とは??・・・・ご安心ください!ノンリニア周波数圧縮の考え方についてお話させていただきます。
例えば、下図(左)のような聴力の場合、図中青色で示している高い周波数の音を十分に増幅すると、音質が落ちてしまうというジレンマがありました。そのため聞き取りの難しい周波数帯域(図中ピンク色で示している部分)を聞き取れる帯域に圧縮して聞き取りやすくしてしまおうというのがサウンドリカバーです(右図参照)。

 

これまでは圧縮するポイントを1つに決めて行っていたのに対し、サウンドリカバー 2 ではポイントをもう1つ増やし「カットオフ周波数」を設けています。通常時は高いカットオフ周波数(CT2) を使用し、高音域の音声が入ってきたときにもう一つのカットオフ周波数(CT1) に自動的に切り替わります。これによって可聴性と音質を両立させることができるようになりました!

まとめると、サウンドリカバー2 は、適応周波数圧縮アルゴリズムを使用することにより、高音域の可聴性を改善します。また必要に応じて2つの設定がアダプティブに変化し、瞬間的に適用されます。これにより、高度~重度難聴でこれまでの方法では効果が得られなかった方にもメリットを提供することができるようになりました。

詳細については下のPhonak Insight をご確認ください(クリックするとPDF リンクに飛びます)。

 

 

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