人間の耳と動物の耳
2021年6月22日
人間とはレベルが違う聴力を持つ動物
人間には五感と呼ばれる、視覚、聴力、味覚、嗅覚、触覚というものがあります。
五感のなかでも視覚が際立っており、
視覚で80パーセントもの情報を、脳に送っているといわれています。
しかし、人間以外の動物の場合、視覚よりも聴覚が発達しているものが多く、
私達には聞くことのできない聴力をもっている動物もいます。
人間と動物の聴力を比べてみると
人間 | 20 ~ 20,000Hz |
コウモリ | 2,000 ~100,000Hz |
ネズミ | 1,500 ~ 80,000Hz |
鳥 | 800 ~100,000Hz |
蛾 | 500 ~ 7,000Hz |
コオロギ | 500 ~ 50,000Hz |
キリギリス | 300 ~ 50,00Hz |
アザラシ | 300 ~ 50,00Hz |
猫 | 100 ~ 50,000Hz |
犬 | 20 ~ 40,000Hz |
魚 | 20 ~ 3,000Hz |
数字だけを見ると、コウモリが圧倒的にすごいと思いますが、
コウモリと人間では、そもそも聴力の使い方が違っています。
コウモリは超音波を使い、その反響を利用して地形や獲物を立体的に察知するために使います。
一方で、人間は動物に比べると、聞き取れる音の範囲は決して大きくありません。
しかしながら、言葉で伝え合い、音楽を楽しむなど、
私達の聴覚は、より複雑に「きこえ」を理解することができます。
聴力の良し悪しは、必ずしも数字で示されることだけではない、ということですね。
聞こえが複雑な人間だからこそ、「きこえ」をサポートする補聴器の機能も、日々進化し続けています。
フォナックはより良い「きこえ」の為、より良い製品の開発を目指してまいります。