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【MADE in JAPAN】フォナックの耳あな型補聴器(11) 日本工場の秘密-8:音響検査、データ書込み

前回のお話(外観&機能検査)はこちらから

今回は、音響検査とデータ書き込み工程についてご紹介します。

お客様ごとのオーダーに基いて製作された耳あな型補聴器は、外観検査、機能検査を経て、音響検査の工程に届けられます。

ここでは、補聴器の最も大切な役割である、きこえ改善に関する様々な機能が正しく働いているかということや、125Hzから8000Hzまでの標準検査音を補聴器に聞かせ、出力される音、つまりお客様の耳が実際に聞く音に必要な補正が加えられているかということを確認します。また、お客様が補聴器販売店で最初に測定したきこえのデータに基づく、初期のフィッティングデータ(きこえを改善するための補正データ)を計算して、補聴器への書き込みも行います。

この瞬間、天王洲で製作された補聴器は、正にご注文いただいたお客様のためだけの補聴器になるのです。

天王洲オペレーションセンターでは、このようにしてお客様からお預かりした耳型ときこえのデータを元に、一つひとつの補聴器を、毎日、大切に製作しています。

次回は日本工場の秘密-9:梱包、出荷です。

 

 

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