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補聴器の豆知識シリーズ -補聴器本体が送受信機!?

フォナック補聴器の豆知識の今回は、
「補聴器本体が送受信機!?」というタイトルです。

最近の補聴器は、電波を送信したり受信したりするための
アンテナが内蔵されているってことをご存知ですか?

このアンテナは何のために!?かというと、
補聴器どうしで音声やデータの通信(送受信)するためで、
通信ことで、たくさん便利な機能が使えるようになります。

例えば、片方の補聴器での操作が両方の補聴器に反映されるクイックシンク機能
や、片方の補聴器のマイクロホンで拾った音をもう一方の補聴器に送って両方の
補聴器で聞くことができるデュオフォンなどが、そのいい例です。

ここ2,3年で補聴器どうしで無線通信をすることができる補聴器は多くなってきました
が、音声データを送受信することができるのはフォナックの専売特許!
といえます。

なんで、音声のデータ通信がフォナックの専売特許なのか?

手前味噌ではありますが、フォナックはFMシステムや最近ではRogerのように
音声データを電波に乗せて送る技術、特に補聴器関連においては他の追随を
許さない技術力を持っています。

補聴器どうしで音声データを送受信する、しかもデジタル信号で行うって、
そんなに難しいのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるのでは。

音声データは、単なるデータ通信に比べ1000倍ほど容量が多いといわれています。
それを片側の補聴器でデジタル化し、アンテナから送信して、反対側の補聴器で

受信して、そこでデジタル処理する、という一連の流れを瞬時に行うというのは、
非常に高い技術が必要になってきます。

これらからいえることとしては、フォナックの隠れた技術として、

‒ 音声データを無線で高音質のまま送受信する技術
‒ 瞬時にデータをデジタル処理する技術
‒ 補聴器用空気亜鉛電池の限られた電力でも処理ができる技術

この3つの技術が優れているいないと、両耳間音声通技術は実現できないのです。
両耳間音声通信技術の実現によって、風の中でのことばステレオズーム
ズームコントロールデュオフォンという聞き取りが非常に困難な環境で使用する
便利な機能というのが生まれております。

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