ロジャー ユーザーからの情報シェア-保育園での導入-
保育園にロジャーの導入をお願いした際の情報をいただきました。
保育園での生活の中でロジャーを利用したいと考える難聴児のお母さまがたくさんいらっしゃいます。
その中で、導入していただけたケースとそうでなかったケースが存在します。
保育園でロジャーを導入していただけたロジャー ユーザーの方から、園側にお願いをした際の情報をいただきましたので、共有いたします。
ユーザー情報
■2歳の時に難聴と診断され補聴器の装用を始める
■現在は保育園に通いながら、児童発達支援に通い指導を受けている6歳の女の子
ロジャー情報
■フォナックの補聴器
■ロジャー セレクト
■ロジャーダイレクトで使用
■主に集まりや、絵本読みの時に使用してもらう形で導入
はじめは難色を示され、保育園との話し合いにSTに同席してもらった
保育園にロジャーの導入を依頼した際、当初は難色を示されたということです。
お母さまの対応されたこと
■園と面談をする際、療育の担当ST(言語聴覚士)にも同席してもらった
■保育園の先生方に、ロジャーの必要性、有効性を説明
■補聴器販売店からロジャー セレクトとロジャー タッチスクリーンマイクを貸出してもらい両方とも持参した
■保育士の方に実際に手に取り、使用感を確認して選んでもらった
■実際に保育される先生方の「子どもが飛びついてくる危険や、スマホのような見た目に気を取られる」などの意見を受け入れる
■危険性、安全性、利便性を検討し、ロジャー セレクトに決定した
保育園でのロジャーの使用をお願いする際に大切にしていること
■日々の保育の中で、なるべく先生の負担にならないよう心がける
■園の先生は「他の園児にとっても安全かどうか」という点を気にされると思うので、それを念頭に置き最小限の依頼につとめている
■破損した場合の責任は問わないよう伝えている
■先生方がロジャーを取り扱うことがプレッシャーにならないよう配慮している(金額を伝えない)
■基本的に日々の保育の中では、ロジャーの充電を含め、補聴器の電池交換も依頼しないようにして、なるべく先生の負担にならないように配慮しています。
初めは難色を示されましたが、話し合いの場に療育の担当STが同席したことで、導入にいたったケースです。
実際に保育される先生方も、専門家の方からお子さまの聞こえに関して説明があったり、ロジャーについて疑問や心配な点を直接質問することが出来るので、不安解消に役立ったのではないでしょうか。話し合いの後、保育園側はロジャーの導入を快諾してくださり、主に集まりや絵本読みの時に使っていただいているそうです。
もしロジャーの導入を園から難色を示されても、一人で頑張り過ぎず、周りのサポートを借りて対応するという方法を検討することも有用ではないでしょうか。
これから幼稚園や保育園でのロジャー導入をご検討の方のご参考にしていただければ幸いです。
ロジャー セレクトの詳細
ロジャー セレクト 取扱説明書
ロジャー セレクト iN 取扱説明書
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