“こども補聴器” スカイ ルミティのイロハ ーことばの理解編ー
このたび、こども補聴器の定番 “スカイ” シリーズより登場した新製品「フォナック スカイ ルミティ」。従来のスカイの良さを引き継ぎながら、ルミティプラットフォームを搭載したことで機能性が格段に高まりました。
今回の記事では、スカイ ルミティを代表する特長の一つ “ことばの理解” について詳しく解説します。
“スカイ” の中核機能 – オートセンス スカイ OS
研究によると、難聴児は健聴児と比べて疲れやすく、その原因は騒がしい環境の中で経験する聞こえの困難さに起因しています*1。例えば小学生は、騒がしい環境で話を聞くことに1日のほぼ90%を費やしていると言われている*2ため、子どもにとって騒音下における快適な聞こえはとても大切です。
そこで開発されたのが、フォナック独自の子ども専用自動環境適応プログラム「オートセンス スカイ OS」。子ども特有の聞こえの環境を分析し、その環境に適応できるように設計された機能です。
スカイシリーズの補聴器に搭載されているこの機能では、聞こえの環境を毎秒700回スキャン分析し、200通り以上の組み合わせから子ども特有の音環境を反映させています。子どもたちの実環境を録音した音声データを使って機械学習させているので、子どもが日々過ごす様々な環境における「ことば」と「騒音」を的確に分類し、適切なレベルの雑音抑制を提供します。
研究によると、オートセンス スカイ OSによって教室などの騒がしい環境を正しく分類する精度が30%向上し、叫び声や怒鳴り声を不要な騒音として認識する正確性が39%向上することも分かっています*3。
スカイ ルミティにはオートセンス スカイ OS 5.0 を新搭載
スカイ ルミティには、従来のオートセンス スカイ OSがさらに進化した「オートセンス スカイ OS 5.0」が搭載されました。オートセンス スカイ OS 5.0では、フォナック スマートスピーチ テクノロジーをはじめ、これまでのスカイシリーズ製品には無かった多くの優れた機能を利用することができます。
● フォナック スマートスピーチ テクノロジー搭載
スカイ ルミティはその名の通り、フォナック最新のプラットフォーム “ルミティ” を採用しています。フォナックが開発した会話のための特別技術「フォナック スマートスピーチ テクノロジー」が搭載されており、このテクノロジーがさまざまな状況下のことばをより聞き取りやすくして聞き取り疲れの軽減*4*5*6を叶えます。
※フォナック スマートスピーチ テクノロジーについて、詳しくはこちらのブログ記事もご覧ください。
このスカイ ルミティで初搭載の機能;
- ステレオズーム 2.0
- スピーチセンサー
- ダイナミックノイズキャンセル
- モーションセンサーヒアリング
- スピーチエンハンサー
また、これまで90と70クラスしか搭載されていなかった「ウインドブロック」機能が全クラスに搭載されていますので、屋外で過ごすことが多い子どもにとって利便性が高くなっています。
従来のスカイより利便性が大きく向上したスカイ ルミティ。ぜひお近くの補聴器販売店でお試しください。
【スカイ ルミティに関する他ブログ記事】
“こども補聴器” スカイ ルミティのイロハ ーこども特別仕様編ー
“こども補聴器” スカイ ルミティのイロハ ーユニバーサル接続編ー
“こども補聴器” スカイ ルミティのイロハ ーロジャーをプラス編ー
【参考】
● スカイ ルミティ製品情報(フォナック補聴器公式サイト)
● フォナック スカイ ルミティ発売製品:
- フォナック スカイ L-PR 電池交換不要で圧倒的に便利な充電式の、軽中高度難聴対応補聴器
- フォナック スカイ L-UP 抜群の堅牢性で毎日の聞こえに安心を与える、高度重度難聴対応補聴器 ※障害者総合支援法 重度難聴対象補聴器(30クラスのみ)