聞こえのブログのロゴ

王道の補聴器、ナイーダ – 全ラインナップ完成【ルミティまとめ⑥】

フォナック最新のパワータイプ「ナイーダ ルミティ」に、待望の高度難聴者向け「SP」が加わりました。

2007年に初めて登場した、フォナックで最もパワフルな補聴器シリーズ「ナイーダ」は、発売以来世界各国で愛されるロングセラーシリーズとなっています。フォナック最新のルミティプラットフォームを採用した第8世代のナイーダ ルミティは、会話への自信と社会とのつながりを後押しする、まさに王道の補聴器。このシリーズに、新たに SP タイプが追加されました。

今回は、SP タイプを含めナイーダ ルミティ全体の特徴について改めてご紹介します。

高重度難聴者の大きな課題に、ナイーダ ルミティ

高重度難聴者の方は、さまざまな音の区別、小さな音または高い声の聞き取り、そして騒音下での聞き取りに大きな困難を感じる場合があります。したがって、そのようなさまざまな困難な環境で高度なパフォーマンスを提供できるパワフルな補聴器が必要とされます。

その課題を解決するために誕生した製品が、フォナック最新技術を搭載したナイーダ ルミティです。

● 360度からの聞こえ

ナイーダ ルミティには、ことばの理解を自動サポートする「フォナック スマートスピーチテクノロジー」が搭載されています。全方向からの、さまざまな状況下のことばをより聞き取りやすくして聞き取り疲れの軽減*1*2*3を叶えます。

※フォナック スマートスピーチ テクノロジーについて、詳しくはこちらのブログ記事もご覧ください。

● ユニバーサル接続

ナイーダ ルミティのもう一つの特長が、さまざまなデバイスとの接続性。Android や iPhone など様々なデバイスにワイヤレスで直接つながるので、補聴器を介してBluetooth®によるハンズフリー通話ができるほか、動画視聴や音楽鑑賞も快適です*。

※ユニバーサル接続について、詳しくはこちらのブログ記事もご覧ください。

● ロジャーと抜群の相性

さらにロジャーと組み合わせれば、騒音下や遠くからのことばの聞き取りがより一層頼もしくなります*4

※ロジャーを使うメリットについて、詳しくはこちらのブログ記事もご覧ください。

ナイーダ ルミティの 3 モデル

ナイーダ ルミティでは、対応聴力や電池タイプの異なる 3 つのモデルをご用意しています。

  1. [2024年5月新発売] フォナック ナイーダ L-SP:高度難聴者向けの、電池式補聴器
  2. フォナック ナイーダ L-UP:重度難聴者向けの、電池式補聴器
  3. フォナック ナイーダ L-PR:便利な充電式の、軽中高度難聴向け補聴器

1. ナイーダ L-SP

マーベル以来4年振りの発売となった、SP タイプ。M-SP(マーベル)と比較すると、処方式が APD から APD 2.0、オートセンス OS が 3.0 からオートセンス OS 5.0に進化したことをはじめ、Bluetooth機器と 8 台のペアリング(その内2台の同時待ち受け◎)が可能になるなど、テクノロジーが飛躍的に進化しました。

もちろんスマートスピーチ テクノロジーによる各種機能や30/50クラスのウインドブロックなど、ルミティシリーズならではのことばの理解を頼もしくサポートする新機能も搭載しています。

また、ナイーダ L-SP の 30 クラスは障害者総合支援法対象製品です。障害者総合支援法の対象製品について、詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

2. ナイーダ L-UP

重度難聴の方に最も大切な要素として、安定的な聞こえが挙げられます。ナイーダ L-UP は、ナイーダの代名詞と言える抜群のパワーと堅牢性に加え、ルミティ品質の聞こえを備えています。

・太鼓判のパワー:最大出力音圧レベル 141 dB SPL と最大音響利得 84 dB を誇る、圧倒的なパワー

・ハウリング抑制:増幅を維持しながら、音質を損なうことなくハウリングを防止する設計

また、ナイーダ L-UP の 30 クラスは障害者総合支援法対象製品です。障害者総合支援法の対象製品について、詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

3. ナイーダ L-PR

電池交換の手間いらずで断然使いやすい、充電式。ナイーダ L-PR は、ストリーミングをしない使用の場合フル充電で24時間使用可能です。例えばBluetooth® によるストリーミングを4時間、テレビのストリーミングを4時間行った場合でも、16時間お使いいただけます**

また、ナイーダ L-PR ではフックもスリムチューブもお選びいただくことが可能です。さらに、スリムチューブならスリムチップも選択することが出来るので、これまでRICタイプを諦めていた方にもおすすめです。

ナイーダ ルミティ ご紹介資料

[関連リンク]

*一部の器種やBluetooth®のバージョンによっては接続できないことがございます。
** 電池の稼働時間は、電池の種類、難聴の程度、補聴器の使用方法(ストリーミング時間など)によって異なります。
参照元:
*1 Appleton, J. (2020) AutoSense OS 4.0 – significantly less listening effort and preferred for speech intelligibility. Phonak Field Study News retrieved from www.phonakpro.com/jp/ja/support/other-support/Evidence. 2022年10月にアクセス。
*2 Latzel, M. & Hobi, S. (2022) Receiver with mechanical vent provides benefit of open and closed acoustics for better speech understanding in noise and naturalness of own voice perception. 2022年8月にアクセス。
*3 Thibodeau L. M. (2020) Benefits in Speech Recognition in Noise with Remote Wireless Microphones in Group Settings. Journal of the American Academy of Audiology, 31(6), 404–411. 
*4 Thibodeau L. M. (2020). Benefits in Speech Recognition in Noise with Remote Wireless Microphones in Group Settings. Journal of the American Academy of Audiology, 31(6), 404–411. https://doi.org/10.3766/jaaa.19060.
カテゴリ別メニュー
聞こえに関する情報をお届けします